麺料理が好きです。手軽ですし、食欲がなくてもスルッと食べられるようなものが多いですよね。主人も子どもたちも麺料理がとにかく大好き!夏休み中の昼食には、毎日のようにそうめんがつづきましたが、なんの不満も出ませんでした。

でも、やはりラクだから、っていうマンネリ化は敵ですね。どんどん料理ができなくなっていきます…。子どもたちも食に興味がなくなりそうで心配。アウトドアに出かけるときも、夜はカレーライスやバーベキューをがっつり食べるからって、朝はクルマの中でおにぎり、昼はキャンプ場でささっとそうめん…、って味気ない感じもします。脱マンネリ化のアイデア、教えて下さい!(34歳・イケメン好き主婦さん)

イケメン好きでなくとも覚えておきたい!麺料理のアレンジ

夏休みの昼は決まってそうめん、というご家庭、案外多いんですよね。私の実家もそうでした。お陰でしばらくは、そうめん、見るのもイヤでした。

実はそうめんひとつ取っても、バリエーションは実に多彩。私が食べ過ぎによるそうめん嫌いを克服したのも、ひとり暮らしのアイデア料理が功を奏したからです。

ひとり暮らしで生活が困窮しているときの支えは、「お中元でもらいすぎたから」と友人たちからお裾分けしてもらったそうめんでした。普通にそうめんつゆをつけて食べるのは、気が進みませんでしたので、思いついて、家にあったレトルトのボンゴレソースをかけてみたんです。これが自分的には大ヒット!トマトソースも案外イケました。

しばらくして、タイ料理店に行ったところ、タイカレーにそうめんをつけて食べる料理があると知り、ますますそうめん好きに…!

私が学生、社会人になりはじめの20数年前には、そうした変化球のつゆでそうめんを食べるという人はまだまだ少数派でしたが、今はスーパーなどでも個性的なそうめんつゆがいろいろ売られています。そうめんに合うように研究してつくられている製品ですから、これを活用してみない手はないですよ?

「そうめんには、カツオ、昆布ベースのお醤油味の和風つゆ」というような固定観念を捨てて、いろいろと食の冒険をしてみることで、味覚の楽しさは無限に広がっていきます。

いろいろ変化球のものを食べると、またベーシックなものに戻って行くもの。しかし、ベーシックなものに戻ったときも、「つゆはダシにこだわって手作りにしてみよう」とか、「薬味のバリエーションを増やしたら楽しいな」など、食べること、つくることへの興味がふつふつ湧いてくるかもしれません。それって素晴らしいことですよね!

市販のレトルトソースなどをどんどん活用し、+αで工夫する、というのは、脱マンネリ化をはかる上で、トライしやすい方法であると思います。そうめんは細い麺なので、同じく極細麺である、カッペリーニパスタと同じような使い方をしてみてもいいかと思います。つまり、カッペリーニを和風で食べてみることも、もちろんアリ!ということですよね。

太麺のうどんもなかなか懐の深い料理で。以前、うどん専門店で非常に美味しく頂いたのが、タラコバターで和えたつゆなし、ホカホカおうどんでした。これもマネして何度もつくってみました。そうめんもうどんも冷たくしても、アツアツでも、どちらでも美味しい食材ですものね。

手軽な麺料理、是非空想力をはたらかせて、多彩なアレンジに果敢に挑戦し、脱マンネリしてみてくださいね!