我が家の子どもたちはとてもお肉好き!でも牛肉は高いし、ステーキ肉などボリュームのあるお肉を美味しく焼くのって案外難しい。その点、鶏胸肉なら、安くてヘルシー、栄養価も高い。アウトドアシーンだったら、塩、コショーしてただ焼くだけでも充分おいしいですし、焼肉タレをつけて食べるのもお気に入り。でもそればっかりだとさすがに飽きちゃう。

他に、鶏胸肉をつかったレシピ、考えて見たのですが、照り焼き、からあげ、親子丼…、なんか家でフツーに食べるのに適した料理ばっかりでキャンプならでは、の感じがしないんですよね…。せっかくの鶏胸肉、アウトドアクッキングでも、もっと上手に使いこなしたいんですが…。(39歳・節約ママさん)

ハーブ類を取り入れ、鶏胸肉料理を劇的にバージョンアップ!

お家で食べてもおいしい料理を、キャンプ場で青空の下や星空の下で食べると、格別なのよね。バーベキュー、焼肉など、アウトドアでお馴染みの肉中心料理もよいけれど、庶民の味方、安くてヘルシー、栄養満点の鶏胸肉でキャンプらしい、豪華なご馳走料理がつくれたら、ご家族も大喜びですよね。

鶏肉を日常のおかずから、よそゆき顔のゴージャス料理に変化させるために、ぜひ積極的に取り入れたいのが…。

「ハーブ類」。

使いやすい瓶詰めの乾燥ハーブを用いてもよいけれど、もし、アウトドアをする場所が高原だったりしたら、生の新鮮なハーブが手に入ることも多いから、ぜひ活用してみて。

では、まず、鶏胸肉のレモン風味ソテーのレシピをご紹介。タマネギ一個は薄くスライス。ニンニク一かけ、レモン二分の一個もスライスしてね。塩、コショーした鶏胸肉二枚をビニール袋などに入れ、タマネギ、ニンニク、レモンを入れてよく揉み込みます。オリーブオイル大さじ2、タイム、ローズマリーを適量入れて、さらに揉み込み、一時間ほど置いておきます。

熱したフライパンに油を敷かず、肉の表面をカリッとさせるように焼いていきます。タマネギ、ハーブ類はできるだけ、フライパンに直に触れないように、肉の上に寄せるようにして、焼いていきます。

串などを刺してみて、赤い肉汁が出なかったら、できあがり。切り分けて、レモン二分の一量を上から絞って召し上がれ。マリネしてあるから、お肉がとても柔らかくてジューシー、レモンの爽やかさで食もすすみます。

次のレシピは、鶏胸肉を一口大に切り、フライパンに乗せ、それぞれの肉の上にちぎったバター、ニンニクのすりおろし、ハーブ(バジル、イタリアンパセリ、ローズマリー、セルフィーユなど)を刻んだものを散らします。肉の間に、一口大に切った赤、黄、オレンジのパプリカ、マッシュルーム、ブロッコリ、プチトマトなどを並べます。オリーブオイルを全体に回しかけ、フライパンにフタをし、蒸し焼きにします。串を刺して赤い汁が出てこなければできあがり。肉には野菜の、野菜には肉のうま味がうつってとても美味!ぜひ試してみて。